Jean: to reconsider yourself
(続き)
10日ほど前に撮影したシリーズ。
頂いた展示会の案内状と一緒に写っている。限定30部の小さな作品集が、会場だけでなく作者から直接購入することも可能だと知った。直ちに注文したのは言うまでもない。カメラを向ける人形が、その頃、この子ばかりになっていた。
届いた作品集の中にあった作者の言葉が印象的だ。
私の生み出す人形が愛玩物として
その人に寄り添うのではなく、
一定の距離を保ちながら
「見る者が対自する為の他者」と
なり得ることを願う。
同じ窓辺の、同じ光の中で、繰り返し彼女を撮りたくなっていた私は、何と向き合いたくなっていたのか。分からないまま、人形の撮影を暫く中断していた。が、また撮り始めようと思っている。好きなものを愉しく撮って、ブログには好きなことを書いていく。これまでと何ら変わることはない。