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Only doll photos. (Sorry, there is a little Japanese text at the end.)

Akiko: her image (20170427)

(2017_04_27 の旧ブログ記事の画像を再掲)

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(続き)

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ふと、この子の古い画像を見てみたくなった。中嶋清八ドール No.21 「黒いドレスの少女」、私は勝手にMana 朗子と呼んでいるのだが…。20170427 "her image" と題して纏めたこのシリーズは特に思い出深い。この子の柔らかさ、優しさを、初めて画像に残すことができた。そんなふうに記憶している。
この子の公式画像やワイアートギャラリーでの告知ポスターに使われていた画像は、この時まで、私には手の届かない理想形だった。ギャラリーで見た実物も、軽く開いた唇から、ふっと息を吐いたように思えた。それが私のところへやってきて、カメラを向けると、涙ぐんでいるように見える時がある。望まない場所に来て、望まない者の相手をしている_私にはそう思えて仕方がなかった。不機嫌な顔は魅力的に思えるのだが、涙ぐまれると対処の仕方が分からない。一番途方に暮れるのは、通勤電車の車内で涙を流す人を目にしたとき。独り静かに座って涙を拭っているのを見ると、声を掛けてみるべきなのか、そっとしておくべきなのか何時でも迷う。私もまた仕事帰りの電車内で、タブレット端末で見ていたPVに滂沱の涙を流したことがあるから人のことは言えないのだが、どうしてこんなところで涙しているのか_尋ねても仕方のない問いが、心の中で渦巻いてしまう。
初めて見ることになった、この子の柔らかい表情は、足許に置いた白いパニエがレフ板の役割をしたからに過ぎない。しかし、私には漸く彼女の許諾を得たように思えて、心が軽くなった。見上げた空の雲間から美しい月が現れたようだった。