Yu-ko: the rewind
(続き)
前回の記事 "Yu-ko: Her serenity" の続編。
函に仕舞う直前に撮影した後ろ姿から始まって、逆戻りするように画像を並べている。見直してみると、あれこれ反省点が目に付くのだが、撮影している間は逆上せあがっていて、何も見えていない。この先、新たな撮影は暫く考えられないから、思い出として残すことにした。
この撮影の前後に聞いていたのがスピッツの古いCD「三日月ロック」。最初の「夜を駆ける」を耳にすると、ハリー・ポッターを思い出す。そのアルバムCDを手に入れて繰り返し聴いて頃、通勤車内で読んでいた本が "Harry Potter and the Goblet of Fire" だった。
ヘッドホンステレオで周りの音を遮断しながら読んでいたために、本来無関係なものが自然な形で結び付いている。ある意味、誰に話しても納得してもらえない自分勝手な記憶なのだが、他では得られないものだけに、特別な蜜の味がする。
最近、誰かが意図する感動の押し売りが鼻に付いて仕方がない。たとえ好きなものであったとしても、(或いは好きなものだからこそ)それを誰かに利用されたくはない。心が一つになる素晴らしさもあれば、一つになる恐ろしさもあるはずだ。
逆順で並べた今日の画像が、時間を少しだけ、一人遡るきっかけになった。