三柳早帆: 睦月下旬の光
(続き)
"Yu-ko: Her serenity" とほぼ同時期の撮影。場所も時間も似たようなものだが、画像の雰囲気は違っている。久しぶりの撮影だったし、それなりに満足のいく画像を残せたと思ったのに、何故か、なかなか披露する気持ちにはなれなかった。今頃、記事を書いているのは、多分、Twitter や Instagram でのブログ更新の告知を止めたことが関係している。もともと、ブログを3種類に分けて以来、このブログへ来る人は少なかった。告知を止めると、予想通り、アクセス数はゼロになった。ブログ内の画像をSNSに無言で上げると、画像にはいくらか反応はあっても、やはりブログへは誰も来ない。誰に対しても閉ざされてはいないけれど、誰の目にも触れないということがどんなことなのか実感している。
いつも思うことだが、花の名所の画像は美しい。しかし、わざわざ行ってみることはない。朝早く、私が歩ける範囲内の、他所様の庭木や門柱の上に飾られた鉢植えを眺めている方が性に合っている。ガイドブックに載るような高名な花でなくても、近所の者だけが知りうる日々の移ろいが魅力だ。 無論近くで暮らしていたなら、誰も居ないころを見計らって御室桜でも足繁く覗きに行くのだろうけれど…。