Elica: New light

（続き）

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午前中のこの場所に、こんな光が射していることを今日初めて知ったような気持ちになっている。私にとっては、それこそ新しい光。暗い部屋の中にいて、茜色の夕陽ばかり求めていたからなのだろうか。新しい光に気付いたら、これまで思ってもいなかった方向へも進めそうな気がしてきた。この場所で扱える人形のサイズは、ある程度限りはあるのだけれど。
眩い光に少しだけ遮蔽物を置いて、どんな夢を描くことになるのか。
新しい光の中の、この子の目の輝きに見入ってしまった。